野球肩の原因と治し方|刈谷・安城・知立で鍼灸・神経施術なら専門整体院へ


野球肩とは?
なぜ若い選手に多いのか
野球肩とは、特に投球動作を繰り返すことで肩関節に負担がかかり、痛みや違和感、可動域の制限などの症状が出る状態を指します。医学的には「投球障害肩」とも呼ばれ、インナーマッスルや関節唇、腱板など肩周囲の構造に障害が起こることがあります。
この障害は、特に小中高生の成長期の選手に多く見られます。なぜなら、まだ骨や筋肉、関節が十分に発達していない段階で、無理な投球や過剰な練習を行うと、身体がその負荷に耐えられず損傷を起こしやすいためです。特に刈谷市・安城市や知立市のように野球の盛んな地域では、同様の症状に悩む選手が多く来院されています。
野球肩の定義と分類
野球肩は大きく次のように分類されます
腱板損傷型:棘上筋や棘下筋といったインナーマッスルが投球のたびに摩耗して炎症を起こすタイプ
関節唇損傷型:肩の安定性を保つ関節唇が剥がれる(SLAP損傷など)ことで痛みや不安定感を引き起こす
上腕二頭筋長頭腱炎型:力こぶの腱が繰り返し摩擦されることで炎症を起こすタイプ
分類によりアプローチが異なるため、正確な評価と原因の特定が非常に重要になります。
野球肩の主な原因とは?
フォーム崩れと筋力不足に注意
野球肩を引き起こす主な要因は以下の3つです。
過度な投球数:連日の登板や練習量の多さで、筋肉が疲労し回復が間に合わない状態が続くと、肩に炎症が起きやすくなります。
投球フォームの乱れ:肩の角度や軸のブレにより、局所に過度な負担が集中し、特定の筋腱や関節にストレスがかかります。
インナーマッスルの弱化:肩を安定させる筋肉(回旋筋腱板)がうまく働かないと、可動域が不安定になり障害につながります。
これらを防ぐには、筋力強化やフォームの見直し、定期的な休息が重要です。
関連する筋肉とその役割
野球肩に関与する代表的な筋肉は以下の通りです。
三角筋:肩の外転を担当。大きな筋肉ですが、投球時の加速フェーズで特に活躍します。
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋:これらは回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれ、肩関節の安定を担うインナーマッスルです。
これらの筋肉が硬くなったり、炎症を起こすことで肩の可動域が制限され、投球時に痛みを生じやすくなります。当院ではエコーでこれらの筋の状態を詳しく評価し、施術に反映しています。
初期症状を見逃さないための
チェックリスト
以下のような症状があれば、野球肩の可能性が考えられます。
・投球時や投球後に肩にズキッとした痛みがある
・ボールに力が入らない・遠くに投げられなくなった
・肩を上げる動作がスムーズにできない
・就寝中に肩の痛みで目が覚めることがある
・肩を回したときにゴリゴリ音がする
これらは初期段階でも見られるサインです。違和感を放置せず、早めの対処が予後を大きく左右します。
当院での施術
鍼灸×神経×エコーでのアプローチ
当院での施術:鍼灸×神経×エコーでのアプローチ
神経施術:神経系の興奮や過緊張を抑え、筋肉のバランスを整える独自技術
鍼灸施術:痛みや炎症を抑えるため、経絡・筋膜ラインに沿って鍼を行い、血流改善を促します
これらを組み合わせることで、刈谷市・安城市・知立市からの来院者様にも高い改善率と再発防止を提供しています。
自宅でできるセルフケアと予防法
日々のセルフケアが野球肩予防の鍵になります。
肩甲骨周りのストレッチ:肩甲骨の可動性が投球フォームに直結します
チューブトレーニング:インナーマッスル(特に棘下筋や小円筋)を鍛えるエクササイズ
フォームの動画チェック:自分の投球を録画してフォームの癖を確認するのも有効です
適切な休養:連日の投球は避け、週1〜2日は肩を完全に休ませましょう
治療から復帰までのステップ
野球肩の回復には段階的なアプローチが大切です。
痛みの除去:施術やセルフケアにより炎症を鎮めます
可動域の回復:ストレッチや神経リリースでスムーズな動作へ
筋力強化:リハビリトレーニングで肩の安定性を向上
段階的な投球再開:シャドーピッチ、軽いキャッチボール、短距離投球などを段階的に
回復期間は症状によって異なりますが、軽症なら2~4週間、重症なら数ヶ月の計画が必要です。
野球肩を防ぐために
投球数管理の重要性
最近では、日本高野連も中学生・高校生の投球数に制限を設ける動きがあります。それほど過度な投球が肩に与える影響は大きいのです。
1日の投球数の上限:小学生は50球程度、中学生は70球程度が目安
肩や肘に違和感があるときは、無理をしないことが重要
学校・クラブチーム間での「投げすぎ」にも注意
保護者や指導者の理解と協力が、選手の将来のパフォーマンスに直結します。
よくある質問(Q&A)
Q. 痛みがないのに違和感だけあります。来院すべきですか?
A. はい。違和感は身体からの大切なサイン。放置することで悪化する可能性があります。
Q. 投球を完全にやめないと治りませんか?
A. 症状や状態によりますが、多くの場合は休養を取りつつリハビリを行えば復帰は可能です。
Q. 鍼は痛くないですか?
A. 極細の鍼を使用し、痛みはほとんどありません。多くの方がリラックスして施術を受けています