【専門家監修】筋膜の炎症による痛みやコリを改善する鍼治療|刈谷・安城・知立の方へ


筋膜(筋・筋膜)のしくみ
と「筋膜の炎症」とは?
筋膜とは、筋肉を包み込み、全身を立体的につなぐ“ボディスーツ”のような膜です。筋肉同士や臓器、骨の間で摩擦を減らし、スムーズな動きを助ける役割を持っています。
この筋膜に微細な損傷や炎症が起こると、痛みや張り、動かしにくさを感じるようになります。これが一般に言われる「筋膜炎(筋膜の炎症)」です。特に、長時間同じ姿勢で作業する方やスポーツをしている方に多くみられます。
筋膜が炎症を起こすと
どうなる?
筋膜の炎症が起きると、まず「鈍い痛み」「押されると響くような痛み」が出ます。筋膜は神経が多く分布しているため、炎症が強くなると痛みが筋肉全体や関節まで広がる関連痛が起きやすいのが特徴です。
また、筋膜の滑走性(動きやすさ)が低下すると、肩や腰、足などの可動域が制限され、「朝起きたときに体がこわばる」「ストレッチしても伸びない」といった訴えもよく見られます。
筋膜炎の主な原因
筋膜の炎症は、いくつかの生活要因が重なって起こります。
使いすぎ(オーバーユース):スポーツや立ち仕事で同じ筋肉を酷使する。
姿勢不良:猫背や反り腰により一部の筋膜に負担が集中。
外傷や打撲:筋膜の微細損傷から慢性炎症に発展。
長時間の同姿勢:デスクワークや車の運転などで血流が滞る。
靴の合わなさ・肥満:特に足底筋膜炎のリスク要因。
これらが重なると筋膜が厚くなり、エコー(超音波)で観察すると膜構造が乱れて見えることもあります。
鍼が筋膜の炎症
筋膜性疼痛に効く理由
鍼(はり)は、炎症した筋膜やトリガーポイントに直接的に刺激を与えられる唯一の施術法です。
鍼刺激により微細な血流が改善し、滞っていた老廃物が流れやすくなります。また、筋膜に存在する感覚神経が刺激され、痛みを抑える神経伝達物質(エンドルフィンなど)の分泌が促進されることも分かっています。
さらに、低周波通電(鍼通電)を組み合わせると、筋膜と筋肉が柔らかくなり、慢性的な筋膜性疼痛にも高い効果が期待できます。
エコーで見る「筋膜の炎症」
エコー(超音波)検査を用いることで、筋膜の厚みや癒着の状態をリアルタイムで観察できます。
炎症がある筋膜は通常より厚く、内部が白く濁って見える傾向があります。また、筋膜と筋肉の境界が滑らかでない場合、炎症や癒着が疑われます。
当院では施術前後にエコー画像を比較し、「どれくらい改善しているか」を患者様と一緒に確認します。これにより、根拠ある施術が可能になります。
施術の安全性とよくある副反応
鍼灸は国家資格を持つ施術者が行う安全性の高い治療です。
ごくまれに治療後にだるさや軽い筋肉痛のような反応が出る場合がありますが、これは血流改善による一時的なものです。
炎症が強い急性期や感染性疾患の場合は施術を控え、必要に応じて整形外科への受診をお勧めします。
症例紹介
症例①:安城市在住 40代女性/肩の筋膜炎
デスクワーク中心で肩こりと痛みが慢性化。エコーで僧帽筋下筋膜の肥厚を確認。週1回の鍼通電+神経施術で3週目に可動域改善。
症例②:知立市在住 30代男性/ふくらはぎの筋膜炎
ランニング後の張り感と歩行痛。腓腹筋の筋膜肥厚をエコーで確認。低周波鍼通電で血流改善し、2週間で運動再開可能に。
よくある質問(FAQ)
Q. 鍼は痛いですか?
→ 髪の毛ほどの細さで、ほとんど痛みはありません。
Q. 炎症があるのに鍼をして大丈夫?
→ 急性期を避け、炎症のコントロールを目的に安全に施術します。
Q. どんな服装で行けばいいですか?
→ 動きやすい服装でOKです。必要に応じて施術着をご用意しています。
まとめ
筋膜の炎症は、放置すると慢性的な痛みや姿勢不良の原因になります。
刈谷市・安城市・知立市で「どこに行っても治らない痛み」にお悩みの方は、エコーで可視化し、神経と筋膜の両面からアプローチする当院の施術をお試しください。
【刈谷はりきゅうマッサージ院】では、痛みの「根本」を見極め、再発しにくい身体づくりをサポートします。
