頚椎椎間板ヘルニアとは
刈谷市の鍼灸整体院が解説!
頚椎の構造と椎間板の役割
首には7つの骨(頚椎)があり、これらは積み木のように連なっています。その間には「椎間板」と呼ばれるものがあり、クッションのような役割を果たしています。椎間板は、首を動かす際の衝撃を吸収し、柔軟性を保つ重要な部分です。
ヘルニアの定義と発生メカニズム
ヘルニアとは、椎間板の中にあるゼリー状の組織(髄核)が外側に飛び出す状態を指します。頚椎椎間板ヘルニアでは、この飛び出した髄核が神経を圧迫し、痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
頚椎椎間板ヘルニアの原因
加齢や椎間板の老化による変性
年齢とともに椎間板は水分を失い、弾力が低下します。この変化が原因で椎間板が変形しやすくなり、ヘルニアを引き起こすことがあります。
不適切な姿勢や生活習慣
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作で首を前に突き出した姿勢を続けると、頚椎に過剰な負担がかかります。これが慢性的な負担となり、ヘルニアのリスクを高めます。
外傷や過度な運動による影響
激しい運動や外傷によって椎間板に圧力がかかると、急性的にヘルニアが発生することもあります。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
首や肩の痛み・こり
首や肩周りに違和感や痛みを感じることが一般的です。重症化すると動かすのが難しくなる場合もあります。
上肢(腕や手)のしびれや筋力低下
ヘルニアが神経を圧迫すると、腕や手にしびれや力が入りにくくなる症状が現れます。
頭痛、めまい、耳鳴りなどの頭部症状
頚椎周りの神経や血流が影響を受けると、頭痛やめまいといった症状も見られることがあります。
重症例における下肢の症状や歩行障害
神経の圧迫が広範囲に及ぶと、下半身のしびれや歩行障害が現れることもあります。
診断方法
問診と身体検査
患者の症状や生活習慣を詳しく聞き取り、首の動きや神経の働きをチェックします。
画像診断(MRI、CT、エコー検査など)
MRIやCTは、椎間板や神経の状態を確認するための最適な検査です。エコーは手軽にリアルタイムで観察できる点で有用です。
神経学的検査
神経の働きを評価するテストを行い、圧迫の程度や範囲を確認します。
治療法
保存的療法
・頚部カラー固定:首の負担を軽減するための治療です。
・理学療法:マッサージや温熱療法、鍼灸治療で血流を促進し、痛みを和らげます。
・薬物療法:痛みや炎症を抑える薬を使用します。
手術的療法
・適応となるケース:保存的療法で効果がない場合や重症例で行われます。
・術後のリハビリ:首の可動域を改善し、再発を防ぐリハビリが重要です。
日常生活での注意点と予防策
適切なストレッチやエクササイズ
・首や肩の筋肉を柔軟に保つ運動を日常的に行う
・長時間のデスクワークやスマートフォン使用時の工夫
・定期的に休憩を取り、首のストレッチを行うことで負担を軽減
当院でのアプローチ
エコーを用いた評価と施術のメリット
エコーを使うことで、痛みの原因となる部位を正確に特定し、効果的な治療が可能になります。
神経施術の具体的な方法と効果
神経に働きかける施術で痛みやしびれを軽減し、根本的な改善を目指します。
鍼灸施術による症状緩和のメカニズム
鍼灸は血流を促進し、神経の興奮を抑えることで痛みを和らげます。
まとめ
頚椎椎間板ヘルニアは、適切な診断と治療で改善が可能な疾患です。当院では、エコーや鍼灸を活用した専門的な施術を提供し、患者様の生活をサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください!