【刈谷・安城・知立の方へ】成長期のかかと痛み「シーバー病」は鍼灸×神経施術で改善できます


シーバー病(踵骨骨端症)
症状・発症年齢・特徴
シーバー病(踵骨骨端症)とは、成長期に起こるかかとの痛みで、特に小学生〜中学生のスポーツをしているお子さんに多く見られます。
成長途中のかかとの骨(踵骨骨端線)に、アキレス腱の引っ張る力や繰り返しの衝撃が加わることで炎症が起き、痛みを感じます。
痛みは「かかとを押すとズキッとする」「走ると痛い」「つま先立ちがつらい」といった形で現れます。
放っておくと長引くことが多く、運動を思い切りできなくなるお子さんも少なくありません。
なぜ起きる?
発症メカニズムとリスク要因
シーバー病は「成長期特有の構造」と「使いすぎ」の両方が関係します。
かかとの骨は、まだ柔らかい「骨端線」という部分を残して成長しています。そこにふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)からアキレス腱を通して強い牽引力がかかると、骨端線が炎症を起こして痛みが出るのです。
さらに、以下のような要因がリスクを高めます
アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性不足
偏平足や外反足などの足のアライメント異常
成長期に多い骨盤のゆがみや姿勢の崩れ
過度な運動(サッカー・陸上・バスケなど)
これらが重なると、かかとに負担が集中し、シーバー病が発症しやすくなります。
診断・鑑別・検査法
診断のポイントは、「圧痛点」と「動作痛」です。
かかとの後ろや下を押すと痛みが出たり、ジャンプ・ダッシュで痛む場合はシーバー病を疑います。
当院では、まず問診で「いつから」「どんな動作で」「左右差があるか」などを丁寧にお聞きします。
さらに、エコー(超音波画像)を使って炎症部位や骨端線の状態を可視化し、アキレス腱の付着部の腫れ・血流の変化を確認します。
これにより、レントゲンでは分からない早期の変化を発見することが可能です。
鑑別としては、アキレス腱炎、踵骨疲労骨折、足底筋膜炎などが挙げられます。
正確な見極めが、適切な施術への第一歩です。
鍼灸・神経施術・整体(手技)を
使ったアプローチ
鍼(はり)を用いた施術の意義とメカニズム
鍼(はり)は、痛みを感じる神経や筋肉の緊張を緩める効果があります。
かかとやふくらはぎ周囲に細い鍼を数本使用し、血流を改善させることで、炎症の回復を早めます。
また、痛みの伝達を抑える「ゲートコントロール理論」に基づき、鎮痛作用も期待できます。
子どもへの刺激量・本数配慮
小学生や中学生には髪の毛より細い鍼を使用し、刺激量を最小限に調整します。
「痛くない」「怖くない」鍼を心がけ、初めての方でも安心して受けていただけます。
施術事例・ビフォーアフター
(患者体験談)
【事例】小学6年生・サッカー部
2週間前からかかとを痛がり、走れなくなって来院。
エコーで炎症を確認後、鍼+神経施術を週2回実施。
3回目で歩行痛が軽減、5回目でランニングを再開。
保護者からも「痛みがぶり返さず安心して練習に戻れた」との声をいただきました。
よくある質問(FAQ)
Q:シーバー病は自然に治りますか?
成長が進むと自然に落ち着くケースもありますが、痛みを我慢すると長引くことが多いため、早期の施術をおすすめします。
Q:鍼は痛くないですか?
髪の毛ほどの細い鍼を使うため、痛みはほとんどありません。小学生でも安心して受けられます。
Q:スポーツを続けながら治療できますか?
症状により可能です。負荷の調整を行いながら施術を進めます。
Q:何回くらい通えばよくなりますか?
軽症なら3〜5回、中等症では1〜2カ月が目安です。
Q:他の病院で改善しなかったのですが、鍼は効果がありますか?
鍼灸+神経施術は「神経・筋・血流」を総合的に整えるため、改善例が多いです。
