糖尿病とは何か？
基礎からわかりやすく解説

糖尿病とは、血液中の「血糖値」が慢性的に高くなる病気です。健康な体では、膵臓から分泌される“インスリン”というホルモンが血糖値を調整しています。しかし、糖尿病になると インスリンの量が減ったり、働きが低下（インスリン抵抗性） することで、血糖値が高い状態が続きます。

糖尿病のタイプ

1型：インスリンがほとんど出なくなるタイプ（自己免疫）

2型：生活習慣（食事・ストレス・運動不足など）によるタイプ：日本の糖尿病の9割

当院がある刈谷市・安城市・知立市は、自動車関連企業で働く方が多く、デスクワークや車移動が中心で運動不足になりやすい地域です。また、外食やコンビニ食が多く、忙しさによって食事が偏りやすい人も少なくありません。この地域性は、糖尿病リスクを高める一因と言えます。

糖尿病が及ぼす体への影響と症状

糖尿病は初期段階では自覚症状が少ないことが多く、「気づいたときには進行していた」というケースも珍しくありません。

初期症状
喉が渇きやすい・水分をよく飲む
尿の回数が増える
だるさ・疲れやすさ
足がつりやすい

進行すると
神経障害（しびれ・足の感覚鈍い・痛み）
血管障害（動脈硬化・心疾患リスク）
腎症（腎機能低下）
網膜症（視力低下）

当院では、エコー（超音波画像検査）を用いて
・末梢神経の状態
・血管の血流
・筋膜の癒着
などを確認できます。糖尿病では、神経が早くダメージを受けやすく、足のしびれや冷えが出やすくなります。エコーと神経評価で早めに小さな変化を捉えることは、悪化防止に役立ちます。

従来の治療（西洋医学）とその限界

糖尿病治療の基本は「血糖値管理」です。

一般的な治療
食事療法
運動療法
内服薬（メトホルミン・DPP-4阻害薬など）
インスリン療法

これらはとても大切ですが、血糖値が下がる＝体調が良くなるとは限りません。

鍼灸・整体・神経施術が
糖尿病に対してできること

東洋医学では「消渇（しょうかつ）」

東洋医学では糖尿病を「消渇」と呼び、
・のどの渇き
・体の熱
・消耗
など体の陰陽バランスの乱れとして捉えます。

糖尿病で問題になりやすい末梢神経の変化や血流低下を可視化し、適切な施術を行います。

回数の目安
週1回 × 8〜12回 → 自律神経改善
生活習慣改善と併用で効果が高い

セルフケアと生活習慣
糖尿病改善の鍵は「日常の積み重ね」です。
食事
野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べる
血糖を急上昇させない

運動
1日10〜20分のウォーキング
スクワット・かかと上げ運動

ストレスと自律神経
ストレスは血糖を上げます。鍼は副交感神経を高め、睡眠の質改善→血糖安定につながります。

よくある質問（FAQ）
Q：鍼は痛い？
A：髪の毛より細い鍼を使うため、ほとんど痛みありません。

Q：薬やインスリンと併用できる？
A：医療機関の治療と併用可能です。

Q：どれくらいで効果？
A：3〜8回で変化を感じる方が多いです。